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溶接工の年収はどのくらい?平均年収や初任給は?年収を上げる方法も紹介

年収溶接工給料

溶接工は、モノづくりが好きな人におすすめしたい仕事の1つです。溶接工の仕事に挑戦したいけど、年収がどのくらいか気になる方も多いかもしれません。

この記事では、溶接工の平均年収や初任給、年収を上げる方法などをご紹介しています。年収を男女別、キャリア別、雇用形態別でも紹介しているので、参考にしてください。

溶接工とは

溶接工は、溶接を仕事とする人です。ちなみに、溶接とは、材料を加熱・加圧したり、溶加材を使ったりして、2つ以上の金属材料を接合することです。溶接するものは、自転車の部品や金属アクセサリー、時計など、さまざまなものがあります。

溶接工が働く主な現場は、自動車や重電機など一般機械の現場と建設現場の2つです。一般的に建設現場の方が、大きいサイズの材料を使用するため、作業の難易度が高いといわれています。

主な仕事内容

溶接工の仕事は、屋外(現場)で行うものもあれば、屋内(工場)で行うものもあります。例えば、建築現場や棟梁工事は屋外での作業ですが、自動車部品や建設機械などの製作は屋内での作業です。

次に、仕事の流れですが、最初に図面を読み取ります。その後、図面に従って金属素材の切断などの段取り作業を行います。そして、ようやく、溶接作業です。

ちなみに、溶接工による溶接作業は、ほとんどがアーク溶接といわれるものです。溶接工としてスキルアップするには、複数のアーク溶接技法をマスターすることが重要になります。

主な就職先

就職先は幅広く、メーカーや発電所、町工場や鐵工所などがあります。就職先によって担当業務が異なり、例えば、造船や建設などの大手メーカーや発電所関係の会社では、溶接業務に集中できる環境が整っていることが多いです。
一方、町工場や工務店、鐵工所では、溶接以外の業務も担当します。さまざまな業務に携わりたい方は、町工場や鐵工所などがおすすめです。

溶接工の年収について

溶接工は、年収が低いというイメージがある方もいるかもしれません。確かに、溶接工になったばかりの頃は年収はさほど高くないですが、それはどの業種や職種でも同じことがいえるでしょう。

経験を積み重ねてスキルを磨くことで、年収は上がっていきます。ここでは、溶接工の年収について、気になることをまとめました。溶接工を目指している方は、参考にしてください。

年収1000万は可能?

溶接工で1000万稼ぐことも、実現可能です。もちろん、誰でも簡単に実現できるわけではありません。技術力を高める努力を惜しまない人は、会社に重宝される存在になり、年収も上がっていきます。

1つのことを極めるのもよいし、専門性の高い溶接ができるようになるのもよいでしょう。高いスキルが備われば、年収1000万を達成できるかもしれません。

溶接工の平均年収

溶接工の平均年収は約460万で、製造業の業種の中では高めです。基本的に、年齢が上がるごとに年収も上がりますが、50~55歳くらいになれば年収がそれ以上上がることはないでしょう。企業の規模が大きいほど、年収が上がりやすい傾向があります。

溶接工の初任給

初任給は、約15~20万が相場です。高卒の場合、初任給は約16~18万、大卒の場合、初任給は約18~20万で、大卒の方が高いもののほとんど変わりません。

男女別の年収

男女の年収を比較すると、男性の平均年収は約440万、女性の平均年収は約225万です。年収にかなりの開きがありますが、これは、女性の溶接工自体が少ないことも関係しています。

また、女性は、結婚や出産などのライフイベントに合わせて、労働時間を短縮する人も多いため、平均年収は低くなりやすいです。

キャリア別の年収

今度は、キャリア別の溶接工の年収を見てみましょう。まず、見習い溶接工は年収300万程度です。見習いのうちは年収が低いですが、いつまでも続くわけではありません。

中堅溶接工になると年収350~500万程度、ベテラン溶接工になると年収650~800万程度になります。キャリアアップすれば、20代後半で年収300~400万も可能です。

企業の規模や仕事内容によっても年収に幅があるものの、基本的に、必要なスキルを身に付けることができれば、高収入を狙うことができるでしょう。

雇用形態別の年収

それでは、雇用形態別の年収は、どうでしょうか?まず、アルバイトの場合は、時給1500円くらいで、他の業種や職種よりも高めです。

一方、正社員や派遣社員などは、月給30万くらいです。特定の資格を取得すれば、手当が支給されて、年収がアップします。正社員はボーナスも支給されるので、さらに年収がアップするでしょう。

溶接工が年収を上げる方法

溶接工が年収を上げるには、どんな方法があるのでしょうか?ここでは、主な方法を5つご紹介します。

資格を取得する

資格を取得すると、資格手当が支給されるのが一般的です。溶接に関連する資格は、多数あります。未経験でもできるものもある一方で、国家資格の取得が必要なものもあるので、自分のレベルに合わせて挑戦しやすいです。

アーク溶接やガス溶接、ボイラー溶接に携わるには、専門の資格が必須ですが、そのほかにも、さまざまな民間資格や管理者向けの資格があるので、詳しくは調べてみてください。

技術を磨き実績を作る

技術を磨き実績を作るには、2つの方法があります。1つめは、溶接方法の幅を広げることです。2つめは、1つの技術を極めることです。職場で求められるスキルを把握した上で、技術を日々磨きましょう。

レーザー溶接などの技術を磨くのもよいし、他の人があまり挑戦していない分野での実績があると、さらにスキルアップしやすくなります。

専門性の高い溶接工事をする

高年収を狙うなら、専門性の高い溶接工事をするのもおすすめです。特に、水中溶接工は、高度な技術が必要なので、年収も大幅に上がります。
ダムや池の中で専用の道具を使用して、水中で溶接作業を行うのですが、水中での溶接には危険が伴います。できる人が少ない仕事ほど、年収は上がりやすいでしょう。
そのほかにも、配管を専門に溶接する仕事、高層ビルの現場で溶接する仕事なども、年収が高い傾向があります。

転職する

今の職場では自分のスキルを活かせない場合、職場がどうしても合わない場合は、転職を検討するのもいいかもしれません。
溶接工は専門職なので、実績があり資格も取得していれば、転職で有利になりやすいです。新しい職場で実績を作ることができたら、年収アップにつながる可能性も高いでしょう。

独立する

スキルや経験が十分にあれば、独立するという方法もあります。独立の場合、定年退職がないので、自分ができる限り仕事を続けられます。

報酬はすべて自分のものになるため、会社員時代よりも高収入になる可能性もあるでしょう。しかし、仕事量が不安定というデメリットもあります。

また、独立には、自分1人だけが社員というケースもあれば、複数の社員を雇うケースもあります。

自分1人だったら、必要な機材を購入するだけでよいですが、社員を雇うとなると人件費もかかるので、初期費用がかなり必要になります。独立する場合は、慎重に決断しましょう。

溶接工の仕事に応募する際の注意点

溶接工の仕事はやりがいがありますが、決して楽ではありません。応募してから、こんなに大変だと思わなかったと後悔することは避けたいものです。応募する際には、以下の注意点を十分に理解しておいてください。

健康リスクがあることを理解しておく

溶接時の光を裸眼で見てしまうと、表層角膜炎が起きる恐れがあります。また、アーク溶接時には溶接ヒュームが発生するので、じん肺になる可能性、火傷やヘルニアなどの健康被害を受けるリスクもあります。

しかし、作業時に会社の安全基準を遵守し、保護メガネや防護服、防塵マスクなどを着用していれば、ほとんどのリスクを予防可能です。

体力が必要

溶接工は、体力仕事といわれることが多いです。中腰になる姿勢が多かったり、重いものを運んだりするため、慣れるまでは特に大変です。夏は暑さに耐えながらの作業になるので、さらに体力が必要になるでしょう。

技術習得には時間がかかる

溶接は職人技なので、技術を習得するにはかなりの年月がかかります。要領よく仕事をこなせても、短期で習得できるものではありません。練習と失敗を積み重ねながら、根気強く学び続ける姿勢が重要です。

最初のうちはなかなか上手くできず、辞めたいと思うこともあるかもしれませんが、上達してくると、モノづくりの楽しさを実感できるようになるでしょう。

福利厚生や勤務条件も確認する

ほとんどの企業では、福利厚生を受けることが可能ですが、中小企業によっては社会保険に加入してないこともあります。その場合は、自分で国民健康保険の手続きをしなければいけません。

育休や産休制度がないケースもあるので、育休や産休制度の有無も、確認しておいた方がよいでしょう。

休日や長期休暇も、確認しておきたいポイントです。一般的に、土日や祝日が休みのことが多いものの、勤務先によっては、土曜日は隔週休みのこともあります。

次に、長期休暇ですが、工場では長期休暇が取りやすい一方で、橋や建物などの建築物に関わる場合は、天候に左右されやすいため、急に休みになることや休日出勤になることもあるでしょう。

妥協できない条件を決めておく

溶接工に限らずどの仕事でもいえることですが、企業選びでは妥協できない条件を決めておくことが重要です。例えば、福利厚生がしっかりしているところがいい人もいれば、プライベートな時間も大切にしたい人もいるかもしれません。

また、工場で働きたい人もいれば、橋や建物など大きなものに携わりたい人もいます。譲れない条件を決めておくと、企業選びでブレることがなくなるでしょう。

溶接工の初心者は、求人が多く働きやすいところを選ぶのもおすすめです。例えば、自動車部品の溶接の仕事ならば、求人が多いので、自分に合う条件のところも見つかりやすくなります。

志望動機では仕事への意欲を伝える

溶接に関連する資格を取得していれば、就職や転職で有利になりやすいですが、面接官はやる気や熱意も重視しています。書類選考や面接に向けて、仕事への意欲が伝わるオリジナルの志望動機を準備しましょう。

年収アップは資格や技術力次第!積極的に資格も取得しよう

溶接工の年収を上げられるかは、実力次第です。仕事に活かせる資格を取得し技術力を磨けば、仕事の幅も広がり、年収が上がりやすくなります。
高収入を狙うなら、専門性の高い溶接の仕事に挑戦するのもよいでしょう。転職や独立するという選択肢も含め、自分に最適な方法で年収アップを目指してみてください。


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