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正社員登用制度とは?正社員を目指すほかの方法や注意点なども徹底解説

契約社員正社員登用

正社員を目指している人ならば、ぜひ知っておいてほしいのが正社員登用制度です。正社員登用制度がどんな制度か理解しておくことで、企業との認識のズレを防げる上、今後のキャリアプランを立てやすくなります。今回の記事では、正社員登用までの一般的な流れ、正社員を目指すほかの方法や注意点などについて解説しました。正社員になりたい方は、ぜひご一読ください。

正社員のメリット

正社員登用制度について解説する前に、正社員のメリットについて確認しておきましょう。正社員には、雇用や収入の安定、昇給や賞与のチャンスなど、さまざまなメリットがあります。

7つのメリットについて、1つずつ詳しく解説します。

雇用や収入が安定する

正社員の最大のメリットといえば、雇用や収入が安定することです。
正社員は雇用期間の定めがないので、雇い止めの不安がありません。
よほどのことがない限り、定年退職まで働き続けることも可能です。
また、正社員は月給制のケースが多いため、祝日やシフトによって収入が変動することもないのがポイントです。

昇給や賞与のチャンスがある

正社員には、昇給や賞与のチャンスがあります。成果を出すことで、大幅な昇給のチャンスもあるかもしれません。
賞与が支給されたら、年収もアップします。

そのほかにも、成果に応じてインセンティブや残業代がつくので、結果的に、非正規雇用社員とは、年収の差がつくのです。

福利厚生が充実

福利厚生が充実しているのも、正社員ならではのメリットです。契約社員よりも、利用できる福利厚生の幅が広がることが多いです。

例えば、住宅手当や家族手当、慶弔手当や健康診断などを利用できるようになるので、働きやすくなります。
さらに、有給休暇(有休)、育児休業(育休)や産前・産後休業(産休)も取れるので、ライフプランも立てやすくなるでしょう。

社会的な信用がある

正社員には、社会的な信用があります。毎月の収入が安定しているため、車や住宅ローン、クレジットカードの契約で、審査に通りやすくなるでしょう。

今後、住宅や車の購入などを検討している方は、正社員を目指すことをおすすめします。

社会保険に加入できる

企業が加入する社会保険や厚生年金に加入できるのも、メリットの1つです。パートやアルバイトなど非正規の場合、勤務日数など一定の要件を満たしていないと、社会保険に加入できないこともあります。
それに対して正社員は、保険の手続きは企業が行ってくれる上、医療費も負担してもらえるので、安心です。

スキルアップしやすい

一般的に、正社員の教育に力を入れている企業は多く、着実にスキルアップできる環境が整っています。企業が主催する研修やセミナーなどに積極的に参加すれば、着実なスキルアップが見込めるでしょう。やりがいのある仕事を任されることも多く大変ですが、その分給与もアップしたりボーナスも増えたりと、収入アップも期待できます。

転職のときに有利

正社員として働いていた経験は、転職時のアピールポイントになります。正社員としての勤務年数が長いほど、「実務経験もあるし責任感がある」と高く評価されるでしょう。応募する仕事に活かせるスキルがあると、さらに有利になる可能性があります。人によっては、リーダー職や管理職の仕事にも応募できるかもしれません。

正社員のデメリット

正社員には多数のメリットがある一方で、デメリットもあります。正社員登用制度に応募する前に、メリットとデメリットの両方を把握しておきましょう。

転勤・異動の可能性がある

正社員は、異動や転勤を命じられる可能性があります。
部署や職種によっても異なりますが、全国展開している企業の場合は引っ越しを伴う異動が発生しやすいようです。

海外展開している企業ならば、海外転勤の可能性もあるでしょう。

異動や転勤を望まない方は、正社員登用の前に条件をしっかりと確認してください。

残業や休日出勤の可能性がある

残業や休日出勤が発生する可能性があるのも、正社員ならではといえるでしょう。
たとえば、人手不足のときやトラブルが生じたとき、対応に当たることも多いです。
また、パートやアルバイトなど従業員のシフト作成、入金管理など事務作業を行うため、残業や休日出勤になることもあります。

責任が重いことがある

仕事にやりがいがある分責任も重いのが、正社員です。
会議への出席やクレーム対応、部下のマネジメントなどを命じられることもあり、業務量も増えるでしょう。
仕事で大きなミスをしたときは、リスクもあります。

出世や昇給のチャンスも増えますが、一方でストレスも増えることが多いようです。

やりたい仕事ができないこともある

正社員では、やりたい仕事に就けないこともあります。

幅広くさまざまな仕事を経験する必要があるので、応募時の希望職種以外の仕事、まったく興味がない仕事であってもこなさなければいけません。

副業禁止のケースもある

企業によっては副業禁止のケースもあるので、副業もしたい方にとってはデメリットになるでしょう。

副業を認める会社は増えているものの、広く浸透しているとはまだまだいえないのが現状です。
副業を「本業に支障が出るかもしれない」「情報が漏れるリスクがある」とネガティブに捉え、副業禁止にする会社も少なくありません。

正社員登用制度とは

正社員登用制度は、契約社員・アルバイト・パートなどの非正規雇用から正規雇用に切り替える制度です。
この制度を活用することで、キャリアアップできる可能性があります。

契約社員の場合、数年勤務後に正社員登用試験を受けることが多いですが、企業によっても異なります。

正社員登用までの一般的な流れ

正社員登用制度を活用して、応募から正社員登用に至るまでは、どんな流れなのか把握しておくことをおすすめします。一般的な流れは、以下の通りです。

まずは、正社員になるための条件や選考基準を確認します。
具体的には、勤務実績や勤務態度、仕事内容にはどのような基準があるのか、上司の推薦が必要なのか、などを確認してください。
自分がその条件を満たしていて、且つ基準にも問題なければ、次の段階に進みます。

次に、上司や採用担当者に、雇用条件や待遇を確認します。
認識のズレを防ぐために、不明点はしっかりと質問してください。
雇用条件や待遇に問題なければ、上司や人事担当者と話し合いをした上で、正社員登用試験を受けます。

万が一、条件が合わない場合、お互いに納得するまで話し合います。

正社員登用の実績が多い業界

正社員登用制度を設ける企業は増加していますが、実績が多い業界もあれば、実績が少ない業界もあります。
正社員になれる可能性が高いのは、やはり実績が多い業界といえるでしょう。
それでは、正社員登用の実績が多い業界について、簡単にご紹介します。
正社員登用制度がある企業で働きたい方は、業界や仕事選びの参考にしてください。

近年、正社員登用実績がひときわ多いのが、医療・福祉業界です。特に、介護職は、求人倍率が高まっています。

人材不足の状況も相まって、積極的に正社員登用が行われています。
次に、不動産業界です。
高齢化による人手不足が進んでいるため、正社員登用に積極的です。ITテクノロジーを活用するサービスが増えている不動産業界では、ITスキルがある人は より重宝されるでしょう。
3つめは、製造業です。製造業には工場がある企業が多く、未経験OK・非正規雇用での雇い入れが多いのが特徴です。
仕事に真面目に取り組み、意欲が感じられる人は、正社員に登用される可能性が高いでしょう。
最後にご紹介するのは、アパレルや飲食系の業種での接客や販売の仕事です。
資格やスキルがない未経験でも、挑戦しやすい業界ともいえるでしょう。
売上をアップするなど成果を出せたら、評価につながる可能性も高いです。

正社員登用制度で確認したいポイント

正社員登用制度を活用して正社員になりたい方は、確認しておきたいポイントがあります。
制度の詳細について確認しておけば、「正社員登用制度が自分が考えていたものと違う」など後々トラブルになることもありません。

トラブルを防ぐために、応募前に不明点はすべて確認しておきましょう。確認したいポイントは、主に3つあります。

登用の条件や基準

正社員登用制度の条件や基準は、企業によってもさまざまです。
まず、登用の条件です。登用条件は、求人票に記載されていること以外にも、細かい条件があるかもしれません。
選考の時点で、再度登用条件や基準を確認してみてください。

次に、登用の基準ですが、一定期間を過ぎると全員正社員になれるケースもあれば、仕事で高評価された場合のみ正社員になれるケースもあります。
さらに、正社員登用制度を設けていない企業でも、働きぶりがよければ正社員に登用するケースもあります。

まず1つ目に、正社員に登用される条件や基準の確認を行う必要があります。
条件や基準が社外秘であったり、求人広告のスペースの問題などで、求人広告内に記載されていない場合があるため、条件や基準について直接聞いてみるとよいでしょう。
また、記載があったとしても、直接確認することをおすすめします。

実績があるか

正社員登用制度があっても、登用実績があるとは限りません。正社員登用制度があるからといって安心せず、登用実績があるか確認しましょう。
登用実績が少なければ、仕組みがあるだけで実際には活用されていない可能性もあります。
正社員登用の条件を確認するとき、最近はどのような人が正社員登用されたか聞いてみてはいかがでしょうか?

登用後の労働条件

正社員登用後の労働条件も、必ず確認しておきたいポイントです。
正社員になると、給与形態や社会保険、勤務時間や休日など、さまざまな労働条件が変わります。
残業や休日出勤などがどのくらいあるかも確認しておくとよいでしょう。

正社員登用試験ってどんなもの?

正社員登用制度を設けている企業では、正社員登用試験を実施することもあります。
面接や筆記試験を実施することが一般的で、面接では志望動機や自己PRなどを聞かれることが多いです。

「この企業で正社員になりたいと思った理由」を明確に述べられるよう、自己分析・企業分析をしっかりと行っておくことが重要です。
また、応募した仕事に活かせる経験やスキルをアピールしたり、「長期的に働きたい」と、強い意思を見せたりするとよいでしょう。

一方、筆記試験では小論文や適正審査が行われる傾向があります。
小論文は、業務内容に関することや自己PRに関するテーマが多いです。適性検査は、参考書や問題集を活用して、問題の傾向に慣れておいてください。

正社員登用試験って難しい?

正社員登用試験を受けたら、みんな合格するわけではありません。
中には、試験に落ちてしまう人もいます。試験に合格するには、合格の基準を理解することが必須です。
それは、「正社員よりも優秀な働きをしているか」です。
企業が正社員として採用したいのは、成果を出せる人や仕事に生かせるスキルがある人です。
面接では、正社員より優れた仕事ができることをアピールしましょう。

正社員登用って辞退できる?

雇用条件や労働環境がどうしても希望と合わない場合は、正社員登用を辞退することもできます。
しかし、正社員登用の申し入れに合意した後は、極力辞退を避けてください。
企業側に負担をかけることになるし、企業側と揉めることにもなりかねません。
やむを得ず辞退する場合は、速やかに企業にその旨を伝えてください。

正社員を目指してやっておきたいこと

正社員になりたい人は多いですが、全員が正社員になれるわけではありません。
正社員登用制度を活用して正社員になった人たちは、さまざまな準備をしています。
それでは、どんなことをやっておけばいいのか、ご紹介します。

意欲的に仕事に取り組む

意欲的に仕事に取り組む姿勢は、高く評価される可能性があります。
言われたことをやるだけでなく、日頃から自分から積極的に仕事を見つけるようにしましょう。
新しいプロジェクトに参加したり、成果を出したりするのも、評価されやすいです。

自己分析を行う

面接や小論文では、自分の強みや弱み、志望動機や将来のキャリアプランなどを質問されます。
説得力ある志望動機や熱意が伝わる自己PRにするためには、徹底した自己分析が必要です。
今までの経験を振り返って、自分の強みや弱み、志望動機や将来のキャリアプランを明確に伝えられるように準備しておきましょう。

試験対策を行う

自己分析と同様に必須なのが、正社員登用試験の試験対策です。
試験内容は、一般の就職試験と似ていることが多く、ペーパーテストや小論文などが多いです。
試験対策として、SPIの問題を解いたり、小論文のテーマを自分で決めて書いてみたりすることをおすすめします。

スキルアップする

応募したい正社員の仕事に必要なスキルや資格があれば、身に付けておくとよいでしょう。
コミュニケーションスキルやパソコンスキルもあると、重宝されやすいです。
現在、必要なスキルを身に付けていなくても、セミナーに参加したり資格所得に向けてスクールに通ったりしていたら、積極的な姿勢を評価されるかもしれません。

周囲の人とのコミュニケーション

正社員として働くには、周囲の人とのコミュニケーションも必須です。
どんなに仕事ができても、周囲の人としっかりとコミュニケーションできないと、正社員登用の可能性は低くなるかもしれません。
正社員になると、契約社員やパートのときよりも、周囲の人とのコミュニケーションが増えます。
業種によっては、取引先の人や顧客とのコミュニケーションが必要になることもあります。

日頃から、職場の仲間や上司とのコミュニケーションを取ることで、どんな人か知ってもらえるし、信頼感にもつながりやすくなります。上司にとって、仕事を安心して任せられる存在になるためにも、周囲の人とのコミュニケーションを欠かさないようにしましょう。

正社員になるそのほかの方法

正社員を目指す方法は、正社員登用制度だけではありません。
正社員求人に応募したり、紹介予定派遣を利用したりする方法もあります。
今、自分が勤めている企業で正社員を目指すのが難しい場合は、ほかの方法を検討してみるのもおすすめです。

正社員求人に応募する

正社員求人に応募して、採用された場合、すぐに正社員になることができます。
転職して正社員になることを目指すなら、早めに転職活動を始めましょう。
一般的に、就職や転職は、若いほど有利になるといわれています。
正社員求人に応募したい場合、早めに転職活動を始めるとよいでしょう。

紹介予定派遣を利用する

紹介予定派遣を利用するのも、正社員になる方法の1つです。
紹介予定派遣とは、「契約期間満了後に派遣先で直接雇用になることを前提として、派遣社員として働く制度」です。
派遣先での働きぶりが認められ、派遣先との間で合意が成立したら、派遣先の企業で正社員として働けるようになります。

法律によって「派遣期間の最長は6ヶ月」と決められているため、直接雇用までの期間は、3ヶ月程度のことが多いです。短期間で正社員になりたい方は、紹介予定派遣の求人に絞って、仕事を探すのもいいかもしれません。
ただし、ひとつ注意しなければならないことは、派遣期間が終了しても必ず正社員として登用されると補償されている訳では無い点です。
派遣就業期間が終了した際に、正社員として雇用されるのか、契約社員として雇用されるのか、雇用形態を確認しておくことが必要です。

正社員登用制度を使用する際の注意点

正社員登用制度を使って正社員を目指す方は、応募する前に頭に入れておきたいことが2つあります。
1つめは、必ずしも正社員になれるわけではないということ。
2つめは、企業が制度を悪用する可能性もあるということです。

必ず正社員になれるわけではない

正社員登用制度があっても、必ず正社員になれるわけではありません。
契約社員として入社して、正社員登用制度を使ってすぐに正社員になれることはほぼないと思ってよいでしょう。

特に、人気の企業や大手企業は、高倍率なので、正社員になるのはかなり難しいです。

また、契約社員として長く働いたからといって、正社員になれるわけでもありません。
その点も踏まえた上で、まずは非正規で経験と実績を積み重ねることに注力することをおすすめします。

企業が制度を悪用する可能性もある

企業の中には、正社員登用制度を悪用するブラック企業もあるので、注意する必要があります。正社員登用制度を設けているのに、正社員雇用をまったく考えておらず、非正規社員のまま働かせようとすることがあります。

正社員を目指している優秀な人材を、非正規雇用で雇い続けようとする企業もあるので、気を付けてください。

メリットなどを確認した上で十分な準備をして正社員を目指そう

正社員は、雇用や収入の安定や社会的信用などメリットがある一方で、転勤や残業の可能性があるなどデメリットもあります。正社員になった後のキャリアビジョンを描いた上で、正社員登用制度への応募に臨みましょう。正社員登用の基準や条件を確認したら、自己分析や試験対策も忘れずに。そして、面接時は志望動機と意欲をしっかりと伝えてください。


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