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面接で聞かれることが多い質問は?定番質問や回答のポイントなどを解説
面接ではさまざまな質問がありますが、聞かれることが多い質問も多数あります。どんなことを聞かれるのかがわかっていれば、回答を準備しておくことができます。自分の入社意欲やスキル、人柄などが伝わる回答になるように、しっかりと準備しておきましょう。
今回の記事では、面接で聞かれることが多い質問や回答のポイントなどについて解説します。面接の予定がある方は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
面接に向けての準備
さまざまな質問に対する回答を考える前に、やっておくべきことが3つあります。それは自己分析と企業研究、提出した書類内容の見直しです。
自己分析や企業研究は、書類選考のときにも行っていると思いますが、面接に向けてブラッシュアップしておきましょう。それでは、1つずつ説明します。
自己分析を徹底する
自己PRや志望動機、失敗や挫折経験などの質問に回答するには、十分な自己分析が必須です。仕事探しの軸を決めるためにも、自己分析は欠かせません。自己分析をしっかりと行っておくことで、面接でブレない回答ができるでしょう。
マインドマップやライフラインチャートを作成してみたり、友人や家族に聞いてみたりするのもおすすめです。最近は、自己分析に役立つ診断ツールなども豊富なので、上手に活用してもよいですね。
企業研究を重ねる
説得力ある志望理由にするには、徹底した企業研究が必要です。企業のHPや求人情報は、ほかの応募者も見ています。ほかの応募者と差をつけるには、業界新聞や業界雑誌、業界やその企業に関するWEB記事、インタビュー記事など、あらゆるものに目を通しましょう。
店舗がある場合は、直接店舗に足を運んでみたり、製品がある場合は実際にその製品を使用してみたりと、さまざまな角度から企業を研究します。
企業研究を重ねるうちに、その企業ならではの強みや課題などが明確になるはずです。面接での回答も説得力あるものになり、入社意欲も伝わりやすくなるでしょう。
提出した書類内容を見直す
面接では、履歴書やエントリーシートに記載した内容を元に、質問されます。したがって、書類内容を見直しておくことが重要です。ただ内容を確認するだけでなく、「面接で掘り下げて話したい部分はどこか」を考えておくとよいでしょう。
面接で聞かれることが多い定番質問
それでは、次に面接で聞かれることが多い定番質問をご紹介します。自己紹介や自己PR,
志望動機や逆質問は、面接で避けて通れない質問ともいえるでしょう。つまり、この質問に対する回答を準備しておけば、面接で落ち着いて回答しやすくなるのです。
自己紹介
最初に聞かれることが多いのが、「自己紹介をしてください」です。自己紹介には、「人柄を知りたい」「コミュニケーション力があるか知りたい」「話しやすい雰囲気にしたい」などの意図があります。
できるだけ緊張せず、リラックスして臨みましょう。自己紹介では、あれもこれもと欲張って話す必要はありません。30秒から1分程度に絞って、簡潔に話してください。
新卒の場合は、大学名や学部・学科、転職の場合は、現職や前職について、簡潔に説明します。職務内容だけ話すパターンと経歴や実績などもつけ加えるパターンなど、2~3パターン用意しておくと、安心です。
応募した仕事に活かせる経験やスキルをキーワードにして自己紹介に入れると、面接官の興味を惹きつけられるだけでなく、後で話を掘り下げやすくなるでしょう。
自己PR
自己PRに関する質問には、「応募者が自社で活躍できる人材かを見極めたい」という意図があります。自己PRを組み立てるときは、まずは企業が求める人物像を把握してください。企業が求める人物像にマッチしたスキルや経歴、実績をPRしましょう。
実績は、売上や目標達成率など具体的な数値があると、わかりやすいです。また、目標達成のためにどんな行動をしたのかも説明しましょう。
自己PRは、自分がアピールしたいことをただアピールすればいいわけではありません。面接官が知りたいことをアピールするのです。つまり、「自分がどのように貢献できるのか」を説明することを忘れないでください。
志望動機
志望動機は、面接序盤でよく聞かれる質問です。これは、「入社意欲があるかどうか」「社風や会社の方向性とマッチしているか」を見極める質問といえるでしょう。応募する企業の今後のビジョンに、自分の強みをマッチさせて話すことをおすすめします。
志望動機はほかの応募者と被ることも多いので、なぜその志望動機なのかという根拠を肉付けするエピソードや考えを説明するとよいでしょう。
強み・弱み
強みや弱みも、聞かれることが多い質問の1つです。強みについて聞かれた場合、自分の強みを伝えた上で、「入社後どのように強みを仕事に活かすのか」を説明しましょう。
一方、弱みに関する質問では、自分を客観視できているかを見られています。自分の弱みを伝えるだけでなく、克服するために頑張っていることを話すことが重要です。
仕事選びの軸
仕事選びの軸に関する質問には、「仕事で大切にしていることや仕事に対する姿勢を知りたい」という意図があります。面接官が「一緒に働きたい」と思ってもらえるような回答を意識してみましょう。
まず、仕事を選ぶ際に大切にしたいことを3つ考えてみてください。次に、優先順位を付けます。そして、「なぜこれが自分にとって重要なのか」を掘り下げて考えてみることで、仕事選びの軸が明確になるはずです。
キャリアビジョン
キャリアビジョンに関する質問には、入社後にそのビジョンを実現できる人材か」を確認したいという意図があります。
入社後、その企業で長く働きたいと思っていたら、中長期的なキャリアビジョンを描けるはずです。入社後、どのようにステップアップしていきたいかを、具体的に説明できるとよいでしょう。志望動機と一貫性のある回答にすることがポイントです。
雇用条件
雇用条件とは、主に転勤や残業などに関する質問です。勤務条件の擦り合わせであるのと同時に、「入社への熱意を見極めたい」という意図もあります。
仮に、「転勤や残業を絶対にしたくない」と回答したら、入社意欲がないのではと思われるでしょう。また、「多分大丈夫です」など曖昧な回答も避けてください。
今すぐ回答できないことであれば、「現在は、家庭の事情で入社後すぐの転勤は難しいですが、1年後以降でしたら問題ありません」といったように、柔軟性ある回答にすることがポイントです。
逆質問
面接の最後で聞かれることが多いのが、逆質問です。逆質問は、意欲や企業理解をアピールするチャンスです。
「特にありません」と言ったり、調べたらすぐにわかることを質問したりするのは避けてください。また、条件に関する質問も、好ましくありません。条件だけで企業を選んでいると思われる可能性があります。
逆質問は、面接官の立場に合わせた内容にすることが重要です。現場責任者が担当する一次面接ならば、業務に関連する質問、経営者が担当する最終面接ならば、経営に関する質問などがおすすめです。
入社後働いている自分をイメージした逆質問に仕上げるには、HPと求人情報をじっくり読み込むのが基本です。さらに、競合企業のHPもチェックしておけば、他社と比較した上での逆質問も可能になるでしょう。
面接で聞かれることが多い質問【新卒の場合】
新卒の面接では、ビジネスマンに必要な基本的スキルの有無を確認する質問が多いです。転職者のように社会経験がない分、仕事に対する考え方や人柄などを知りたいと考えています。ここでご紹介する3つの質問には、スラスラと回答できるようにしておきましょう。
学生時代打ち込んだこと
学生時代に打ち込んだことは、新卒の場合、必ず聞かれるといってもよい質問ですが、意外と上手に答えられる学生は少ないようです。
この質問は「学生の人柄や熱意を知りたい」という意図があるので、活動の内容自体は部活やアルバイト、ボランティアなど何でも構いません。
活動の実績をアピールする必要はなく、「その活動に打ち込んだ理由」「どんな課題があったか」「課題にどのように対処したか」「その結果どうなったか」を説明することが望ましいです。
できるだけ長期間にわたり頑張ったといえるエピソードがあるものにしましょう。経験から学んだことを企業側のニーズと紐づけると、印象的な回答に仕上がるはずです。
時事問題
時事問題に関する質問は、情報収集力や情報に対する感度があるかを見極めることが目的です。企業は、常に社会や時代の流れに乗っていく必要があるため、ニュースや新情報に敏感であることは欠かせません。
日頃からニュースや新聞などで、世の中の動きをチェックするようにしましょう。さらに、それぞれのニュースに対して、自分の意見も言えることが望ましいです。
失敗や挫折した経験
失敗や挫折した経験に関する質問では、体験そのものより、その体験により何を学んだか、どうやって乗り越えたかを知りたいと思っています。
くれぐれも「挫折経験はありません」と回答するのは避けてください。回答するときは、挫折の原因、解決方法や学んだことを重点的に説明するとよいでしょう。
面接で聞かれることが多い質問【転職の場合】
転職面接では、答えにくい質問を聞かれることも多いです。企業は、「すぐに辞めないだろうか」「長く働いてくれる人材だろうか」と心配しているので、企業の懸念を払拭する回答にすることがポイントです。
転職活動の進捗状況
転職活動の進捗状況に関する質問では、他社の企業名まで言う必要はありません。企業は、転職先を選ぶときの基準を知りたいのです。
回答する際は、企業選びの基準を簡潔に説明した上で、「同じ業界で2社選考中です」「ほかに受けている企業はありますが、御社が第一希望です。御社からの内定が出た際は、優先させていただきます」などと回答しましょう。
転職理由
転職理由は、必ずと言っていいほど聞かれる質問です。転職理由は、人間関係や職場の雰囲気など、ネガティブなものであるケースがほとんどです。だからといって、前職を批判したり、人や環境のせいにしてはいけません。
あくまで、ポジティブに転職理由を話すことが重要です。ネガティブな気持ちは言葉にせず、転職して実現したいことを前向きな言葉で伝えましょう。
仕事にブランクがある理由
仕事にブランクがある場合、なぜブランクがあるのか質問されることがあります。理由によっては、採用を見送られる可能性が高くなるでしょう。
「ブランク期間中、特に何もしていませんでした」では、転職意欲を疑われます。応募職種と関連した資格取得のための勉強をしているなど、前向きな姿勢をアピールすることが重要です。
希望の年収
希望の年収に関する質問には、率直に回答してよいのかどうか悩む人もいるでしょう。この質問には、「市場価値としての自分を客観的に判断できているか」を知りたいという意図があります。
自信があっても、求人に記載された年収とかけ離れた希望額を提示するのは、避けた方がよいです。です. 自分の実績やスキルを考慮した上での希望額を伝えるようにしましょう。
回答時のポイント
面接官の質問に回答するときは、話し方、姿勢や表情なども見られています。面接官にいい印象を持ってもらうためには、どんなことに気を付けたらいいのか、ご紹介します。
書類の内容と矛盾しない
面接では、履歴書やエントリーシートに記入した内容と一貫性のある回答にしてください。面接官は、履歴書やエントリーシートに目を通した上で、あえて面接で同じ質問をします。
書類と一貫性のある内容にすることで、「自分の軸をしっかりと持っている人」と好印象につながるでしょう。
回答は的確に
回答は、「わかりやすく的確に」を心がけてください。前置きが長かったり、あれもこれもと盛り込んだりすると、結局何も伝わらなくなるでしょう。また、的外れな回答になると、コミュニケーション力がない人とみなされる可能性があります。
的確な回答にするには、結論から伝えることがポイントです。その後、理由とエピソード、結論を伝えると、わかりやすい回答になるでしょう。
自分らしい言葉で
面接では、自分らしい言葉にすることが重要です。もちろん、どこかに記載された例文などを丸暗記するのは、もってのほかです。自分で考えた回答であっても丸暗記すると、どこか不自然になり、抑揚のない話し方になってしまいます。
準備しておいた回答をそのまま覚えるのではなく、キーワードや構成だけ覚えておくくらいで十分です。本番では、そのときに伝えたいと思ったことや感じたことも組み込んで、意欲が伝わる回答にしましょう。
大きな声ではきはきと
回答時は、「大きな声ではきはきと」話すことを心がけてください。早口になったり、声が小さくなったりしないように、自宅で面接の練習をしておくことをおすすめします。面接では、つい表情も硬くなりやすいですが、笑顔を忘れないようにしたいですね。
落ち着いて受け答えする
面接中そわそわしていると、面接官に良い印象を与えません。面接中は、背筋を伸ばして、面接官の目を見て話すようにしましょう。集団面接で、ほかの応募者が話しているときも、落ち着いて話を聞く姿勢が重要です。
長い沈黙にならない
面接で避けたいのは、ひたすら沈黙になることです。10秒程度ならともかく、30秒以上沈黙になると、面接官も戸惑います。
面越中、頭が真っ白になったときは、いったん深呼吸して気持ちを切り替えるほか、緊張していることを正直に話してみるのもよいでしょう。
ネガティブな言葉は使わない
面接では、答えにくい質問をされることもあります。回答が思いつかないからといって、すぐに「わかりません」「できません」と言うと、「すぐに諦める人」とみなされるかもしれません。
たとえ、答えにくい質問であっても、「少し考えさせてください」「少しお時間をいただけますか」と前向きな言葉に置き換えることがポイントです。
回答するときは質問の意図を考えて的確に答えよう
面接での質問には、必ず意図があります。回答する際は、どんな意図があるのかを考えた上で、簡潔な回答を心がけることをおすすめします。
聞かれることが多い質問の回答をしっかりと準備・練習しておけば、「きっと上手に話せる」という自信につながるはずです。面接当日は、リラックスして自分らしい言葉で、入社意欲を伝えましょう。