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製造業でおすすめの資格を業界別に紹介!資格取得のメリットなども解説

製造業

製造業に関連する資格には、さまざまなものがあります。「現在、製造業で働いているけど、どの資格を取得すればいいのかわからない」「製造業に応募するとき、有利になる資格を知りたい」と考えている人は多いのではないでしょうか?

製造業といっても、業務内容は多岐にわたるため、有利になる資格は人それぞれです。
この記事では、製造業におすすめの資格をまとめました。資格取得してキャリアアップしたい方や転職時にアピールしたい方は、ぜひ参考にしてください。

製造業で働くには資格が必要?

資格は、製造業に関わるすべての仕事で必要なわけではありません。資格がなくてもできる仕事も多数あります。

製造業には、資格が必要になる技術職と、無資格・未経験でもできる技能職があります。技術職は、研究・開発など専門知識が必要なことが多く、資格やスキルが必須です。金属の加工や自動車の組み立ても、資格が必要になることが多いでしょう。

それに対して、技能職は、決められた生産ラインに従って製品を製造する業務が多いです。マニュアルが整備されている上、単純作業が多いので、業界未経験でも挑戦しやすいのが特徴です。

資格は3種類

資格は、国家資格・民間資格・公的資格の3種類があります。それぞれどんな特徴があるのか、見てみましょう。

国家資格

国家資格は、名前の通り、国の法律で規定されている資格です。難易度は高いですが、社会的な信用は高いので、専門性を活かした仕事やキャリアアップにつながります。

専門性の高い資格が多く、危険物取扱者や電子機器組立技能士、衛生管理者やエネルギー管理士、自動車整備士などがあります。

民間資格

民間資格は、民間団体や企業が独自の基準を設けて認定する資格です。趣味系の資格が多いイメージですが、直接職業に役立つ資格も多数あります。例えば、難関資格のコンクリート診断士もその一つです。

公的資格

公的資格は、国家資格と民間資格の間に位置づけられる資格です。民間団体が実施していますが、認定するのは大臣や省庁です。

資格取得のメリット

製造業で資格を取得すると、さまざまなメリットがあります。年収が上がるほか、キャリアアップのチャンスがあるし、転職時のアピール材料にもなるので、資格取得にぜひ挑戦してみてください。

年収が上がる

資格を取得すると、年収が上がる可能性があります。なぜなら、資格手当が付くからです。
手当は月5000円〜10000円程度ですが、仮に月10000円の資格手当が支給されたら年間で12万も収入が増えます。

資格を2つ取得すれば年間で24万、3つ取得すれば年間で36万も収入アップする可能性があるのです。さらに、任せてもらえる仕事の幅が広がれば、基本給が上がるチャンスもあるでしょう。

キャリアアップのチャンスがある

資格取得は、キャリアアップにもつながります。任される仕事の幅が広がるし、有資格者しかできない仕事にも挑戦できます。
職場で必要な資格を取得すれば、資格の勉強で身に付けたスキルを日々の業務に活かすことが可能です。
現場監督やマネージャーなど管理系のポジションへのキャリアアップも夢ではありません。やりがいのある仕事に挑戦して、スキルアップやキャリアアップしたい方は、資格取得をおすすめします。

転職時のアピール材料になる

転職時に、資格は即戦力としてのアピール材料に最適です。企業によっては、有資格者を採用条件にしていることもあります。

応募前に、仕事に活かせる資格を取得しておくと、有利になりやすいです。国家資格など難易度が高い資格ならば、より評価が高くなります。資格を持っていることで、希望の転職先を見つけやすくなるでしょう。

製造業全般でおすすめの資格

製造業で活かせる資格は、比較的簡単に取得できるものから難易度が高いものまで、さまざまなものがあります。その中でも、汎用性が高いおすすめの資格をご紹介します。

フォークリフト運転資格

フォークリフトを運転するには、フォークリフト運転資格が必要です。倉庫や工場で重い荷物を運搬するときにフォークリフトが活躍するので、この資格があると重宝されるでしょう。

最大荷重1㌧未満のフォークリフトを運転する場合は、特別教育を受講します。受講資格は18歳以上で、講習は約5日です。

一方、フォークリフト運転技能講習を受講すると、1㌧以上のフォークリフトも運転可能です。講習だけでなく、学科・実技の試験もありますが、難易度は高くありません。

さらに、大型特殊免許や普通自動車免許などを持っていると、講習時間が短くなります。取得後の免許更新は不要なのも、特徴の1つです。

危険物取扱者

危険物取扱者は、消防法で定められた危険物を取り扱う際に必要な国家資格です。危険物とは、ガソリンや灯油、薬品などのことです。この資格を取得すると、製薬企業や食品メーカー、化学工場やガソリンスタンドなど、さまざまな場所で活躍できます。

すべての危険物の取り扱いと定期点検、保安監督ができる「甲種」・特定の危険物の取扱と定期点検、保安監督を行える「乙種」・特定の危険物の取扱と定期点検、保安監督が可能な「丙種」の3つに分かれていて、甲種が最も難易度が高いです。

丙種と乙種は誰でも受験できますが、甲種は一定の条件を満たす必要があります。危険物を取り扱う工場での勤務を希望するならば、幅広く活躍できる甲種の資格取得に挑戦してみることをおすすめします。

玉掛け免許

玉掛け免許とは、クレーンで荷物を吊り上げる際、その荷物が落下しないようにバランスを考え吊り下げる作業を行える国家資格です。

吊り上げ荷重が1㌧以上のクレーンを使う場合、玉掛け免許を所持している人が必要です。安全を担う仕事なので、現場や工場で重宝されるでしょう。

18歳以上であれば、誰でも挑戦できます。学科・実技講習後に試験を受けて合格したら、玉掛け免許を取得可能です。国家資格ですが、試験はさほど難しくありません。

なお、クレーン運転士免許や移動式クレーン運転士免許などの資格を所有している場合、小型移動式クレーン運転技能講習技能講習などを受けた経験がある方は、特定の学科講習が免除になります。

衛生管理者

衛生管理者は、職場の衛生管理や労働者の衛生指導などを行える国家資格です。 第一種衛生管理者と第二種衛生管理者の2種類があり、第一種ならば、有害業務を含む業種で働くことができます。一方、第二種は、有害業務が少ない業種のみです。

受験資格は、大学、高等専門学校卒業者で1年以上の実務経験者であることが必須です。高卒の場合、3年以上の実務経験が必須です。

なお、「50人以上の労働者がいる現場では、衛生管理者の有資格者を1人以上配置する」と決められているため、就職や転職時に有利になることが多いです。資格保有者は少なめなので、即戦力として採用される可能性があるでしょう。

エネルギー管理士

エネルギー管理士は、電気や熱エネルギーなどの使用量を管理する国家資格です。限られた資源を有効に使うには、エネルギー管理士による管理が欠かせません。

一定の工場では、エネルギー管理者やエネルギー管理員の選任が義務付けられていますが、この2つはエネルギー管理士にしかなれません。資格を取得するための条件は特にないものの、一定の実務経験は必須です。

クレーン運転士

クレーン運転士は、クレーンを運転できる資格です。5㌧未満のクレーンの場合は、特別教育を修了すれば、操作できます。

5㌧以上のクレーンを操作できるのは、クレーン・デリック運転士免許(限定なし)をはじめとする5種類の免許です。クレーンの操作には、さほど体力が必要ないので、女性にもおすすめです。

ボイラー技士

ボイラー技士は、ボイラーの運転やメンテナンスを行う際に必要な資格です。この資格を取得していると、工場、建設現場やホテル、病院などで、幅広く活躍できます。
2級には受験資格がなく誰でも受験できますが、1級や特級は一定の条件を満たしていることが必須です。なお、似ている資格にボイラー整備士がありますが、ボイラーを運転したい場合はボイラー技士の資格が必要なので、ご注意ください。

電気工事士

電気工事士は、電気関連設備の工事を行える資格です。電気工事を行うには、この資格が必要です。主に、電気に関連する製品・技術を取り扱う企業で活躍できます。製造業は、工場で電気設備を使用することが多いので、需要が期待できる資格といえるでしょう。

電気工事士には、第一種電気工事士と第二種電気工事士があり、第二種は一般住宅や店舗など小規模施設の工事に限られていますが、第一種はビルや工場などの大規模施設の工事も可能です。

CAD利用技術者

CADはコンピューターを使用して、設計や製図をするシステムのことです。CAD利用技術者は、CADシステムの基本的な知識が学べます。

機械部品製造関連の仕事に就きたい方は、この資格があると有利になる可能性が高いです。1級と2級があるので、まずは2級から挑戦してみるのもおすすめです。

機械系の製造業でおすすめの資格

機械関連の製造業には、専門性の高い資格が多数あります。機械保全技能士や機械か行為技能士、半導体製品製造技能士・機械加工技能士などの資格があると、現場で役立つでしょう。
そのほかにも、エネルギー管理士や自動車整備士・ボイラー技士などの資格があります。

溶接技術者

溶接技術者には、初心者向けのアーク溶接作業者やガス溶接技能者、中級車向けのボイラー溶接士などの資格があります。

アーク溶接は、金属同士を繋ぎ合わせる際に必須の資格で、自動車工場や修理工場、鉄工所や造船所などで活躍できます。18歳以上ならば、誰でも3日間の講習を受けるだけで、資格取得が可能です。

そして、ガス溶接技能者は、ガスを使って金属同士を接合、加工する場合などに必要な資格です。自動車工場や造船所、鉄工所、建設業などで活躍できるでしょう。講習を受けた後に修了試験1もありますが、難易度は高くありません。

ボイラー溶接士には、普通ボイラー溶接士と特別ボイラー溶接士の2種類があります。発電所やボイラー製造工場などで働くことが可能です。専門性の高い知識が必要なため、キャリアアップしたい人におすすめです。

機械保全技能士

機械保全技能士は、工場の機械設備の保守管理やメンテナンスなどを行える国家資格です。機械の正常運転を維持する器官保全技能士は、あらゆる製造現場で活躍します。特級、1~3級があり、3級のみ誰でも受験可能です。2級以上は、実務経験が必須です。

機械加工技能士

機械加工技士は、機械の金属加工に関するスキルを証明する国家資格です。金属の加工は、金属製品の製造において必須の作業です。

社内に機械加工技能士がいると、会社の製品の品質向上も期待できるため、就職や転職時にも有利になる可能性があります。

計4つの級があり、1級から3級までは筆記試験と学科試験がありますが、特級は学科試験のみです。なお、受験資格には、一定期間の実務経験が必須になります。

半導体製品製造技能士

半導体製品製造技能士は、半導体製品の製造技能を認定する国家資格です。特級・1級・2級の3つがあり、特級と1級は実務経験が必須です。2級は、実務経験のみで受検する場合のみ、実務経験が必要になります。

デジタル製品や半導体のメーカーなどで働いている方・働く予定の方は、スキルアップのためにこの資格を取得しておくとよいでしょう。

食料品系の製造業でおすすめの資格

製造業は、機械や金属関連の仕事ばかりではありません。食料品を取り扱う仕事もあります。食用品系の製造業では、食品衛生責任者や食品衛生管理者、QC検定や管理栄養士などの資格があると有利です。

食品衛生責任者

食品衛生責任者は、食品の製造、加工、調理などをおこなう際に必須の資格です。食品工場では、食品衛生管理者を配置しなければいけません。
そこで、食品衛生責任者が、工場内の食品衛生に関する管理を行います。現役高校生以外の17歳以上であれば、誰でも簡単に取得可能です。

食品衛生管理者

食品衛生管理者は、食品や添加物を製造・加工する工場などで、食品の衛生を管理する国家資格です。
決められた食品を加工・製造する際に、食品衛生管理者を配置しなければいけません。食品衛生責任者よりも取得に時間がかかりますが、取得できれば、仕事の幅は広がるでしょう。

QC検定

品質管理検定(QC検定)は、品質管理の知識を問う資格です。これから企業で働く場合は、まずは4級や3級に挑戦するのもおすすめです。一方、品質管理全般の知識が必要な業務に携わる場合、準1級または1級に挑戦するとよいでしょう。
食料品業界は、品質の管理に厳しいので、この資格を取得しておくと重宝されます。製造業以外でも、品質管理に関する知識は求められるため、他業種への転職でも有利になります。

管理栄養士

食品メーカーで働く際、管理栄養士の資格があると、さまざまな仕事に挑戦できます。商品の企画や商品開発、職場内の衛生チェックや栄養素の分析など、多岐にわたります。

商品開発に管理栄養士の資格は必須ではありませんが、栄養バランスの優れた商品を作ることが可能になるでしょう。

医薬品系の製造業でおすすめの資格

医薬品系の製造業では、薬剤師やMR認定試験の資格がおすすめです。危険物を取り扱う工場で働く場合、危険物取扱者の資格もあるとよいでしょう。甲種を取得すれば工場の責任者としても働くことができます。

薬剤師

薬剤師は、薬剤師法に従って、薬剤の調剤や管理、患者への服薬指導などを行う国家資格です。認定薬剤師と専門薬剤師の2種類あるので、自分が目指す薬剤師はどちらか事前に確認しておきましょう。

薬剤師の活躍の場は、食品メーカーや化粧品メーカーなどの一般企業のほか、製薬会社や医療機関、調剤薬局やドラッグストアなど、幅広いです。薬剤師になるには、所定の教育機関で専門知識を学んでから、国家試験に合格する必要があります。

MR認定資格

MRとは、医療機関に対して、医薬品情報の提供・収集を行う医療情報担当者のことです。MR認定資格は必須ではありませんが、早めに所持しておくことをおすすめします。

企業によっては、入社後に資格取得を義務付けているところもあります。製薬企業で働きたい方は、MR認定資格を所持していると、採用される可能性が高いでしょう。

危険物取扱者

製薬会社では、危険物に指定されている薬品の管理を任されることがあります。また、顧客に危険物の取り扱い方を説明する必要もあるため、危険物取扱者の需要があるのです。

この資格には、甲種・乙種・丙種の3種がありますが、製薬会社で働く場合、まずは乙種4類の取得をおすすめします。これを取得すれば、ガソリン・灯油・軽油など引火性液体を取り扱うことが可能になります。

管理職に必要な資格

管理職には、経営スキルやマネジメント力などが必須です。取得をおすすめする資格には、中小企業診断士、簿記検定、MBAなどがあります。

中小企業診断士

中小企業診断士は、企業の診断及び経営のアドバイスを行う専門家です。 経営コンサルタント資格唯一の国家資格で、需要が非常に高い資格といえるでしょう。経営やマーケティング全般の知識が身に付くので、管理職の立場から経営の助言を行えるようになります。

簿記検定

簿記は、企業の経営活動を記録・計算・管理するスキルです。知識があると、取引先の財務状況も把握できるので、便利です。
簿記にはいくつかの種類がありますが、代表的なのは商業簿記と工業簿記です。商業簿記とは、決算報告書や収支所に関する簿記の記帳方法で、工業簿記は製造業で使用することが多い記帳方法です。

MBA

MBAは、MAster of Business Administrationの略で、経営学博士を意味します。経営学の大学院博士修士課程を修了したら、MBAという学位が授与されます。したがって、取得するには大学院に通わなくてはいけません。

経営知識や組織行動・リーダーシップ、人材管理、マーケティングやファイナンスなどを学べるので、管理職に適しています。

資格に関するQ&A

製造業で取得した方がよい資格について一通りはわかったものの、まだ気になることがある方もいるのではないでしょうか?ここでは、特に多い質問を2つ選んでみました。

受験資格はある?

受験資格があるものもあれば、誰でも受験できるものもあります。例えば、「実務経験が〇年以上」が必須というケースが多いです。自分が関心ある資格に受験資格があるか、受験資格がある場合は、自分が受検可能か、早めに確認しておきましょう。

独学でも資格取得可能?

難易度が低い資格ならば、独学でも十分に資格取得可能です。独学では自信がない人は、通信教育などを利用するのもいいかもしれません。

資格を取得するには、テキストを購入したり試験を受けたりする必要がありますが、さまざまな費用を企業が負担するケースも多いです。

自分の仕事に必要な資格を取得してスキル&収入アップを目指そう

製造業で役立つ資格は、多数あります。職種によって必要な資格は異なるので、自分の仕事に必要な資格や就職したい企業に必要な資格を選ぶことが重要です。未経験・無資格で働ける仕事もありますが、仕事の幅が広がりにくいのが現状です。

しかし、資格を取得することで、仕事の幅が広がるし、転職時に有利になります。気になる資格が見つかったら、まずは受験資格を調べてみてください。資格取得という目標を設定して、スキル&収入アップを目指しましょう。


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