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契約社員のボーナス事情は?収入をアップさせる方法や注意点も解説

ボーナス契約社員

会社勤めをする人が心待ちにしているものといえば、やっぱりボーナスですよね。毎年、ボーナスがモチベーションにつながるという方も多いのではないでしょうか?契約社員は、正社員と同じようにボーナスをもらえるのか気になるところですよね。

今回は、東京都産業労働局の調査データを引用しつつ、契約社員の特徴やボーナス事情、さらに収入をアップさせる方法などをご紹介します。現在、契約社員として働いている方、今後契約社員として働いている方は、ぜひご一読ください。

契約社員の特徴

契約社員は、就業先の企業と直接雇用契約を結びます。したがって、給与も就業先から支払われます。それでは、契約社員の契約期間や勤務地、勤務日、給料なども1つずつ見てみましょう。

契約期間

雇用期間は「1年」が62.5%と最も多く、次いで「6ヶ月」が14.3%、「1年超3年以下」が11.7%となっています。平成24年に労働契約法が改訂されたことで、同一企業で5年以上契約社員として働くと、その後は無期労働契約へ転換することが可能になりました。無期労働契約になると契約期間が無期限になるため、契約の更新が打ち切られる心配がありません。とはいえ、正社員に切り替わるわけではないのでご注意ください。

ちなみに契約終了後は、自分で就職活動を行います。契約期間満了で退職すると失業保険の給付制限(3ヶ月)がないため、すぐに支給されるのがメリットといえるでしょう。

勤務地

基本的に、契約時に決定した勤務地から転勤になることはありません。勤務地が変わることがないので、ライフプランも立てやすくなります。

勤務日・勤務時間

勤務日数や勤務時間は、正社員とほぼ同じです。つまり、週5日のフルタイムだと考えてよいでしょう。週の所定労働時間の平均は38.6時間で、「40時間」が51.6%と過半数を占めています。

昇級・昇進

契約社員の場合、基本的に昇給や昇進はありません。ただし、契約更新時に交渉可能なケースもあります。

福利厚生

福利厚生は、正社員と同様のケースもあれば、福利厚生の範囲が狭いケースもあります。また、企業によってはまったく手当をもらえないこともあります。産休や育休が利用できないこともあるので、事前に確認しておくと安心です。

給料・ボーナスや退職金

給料は主に月給制ですが、年俸制や時給制などのケースもあります。ボーナスは「ある」が51.2%である一方、「なし」も46.1%とほぼ半数を占めています。一方、「退職金あり」は14.4%、「退職金なし」は76.4%です。

ボーナスとは

そもそも、ボーナスの意義とは何でしょうか?ボーナスは、毎月支払われる給料とは別で支払われるものを指します。ボーナスのほか、夏季手当や年末手当、賞与などさまざまな呼び名があります。主に、夏と冬の2回支給されることが多いです。正社員の場合、年齢によってボーナス額がアップすることが多いですが、契約社員の場合年齢によるボーナス額のアップはほとんどありません。

計算方法

ボーナスの計算方法は、
ボーナス額面 -(社会保険料 + 所得税)⇒ ボーナスの手取り

額面とは企業から支給される金額のことで、基本給×〇ヶ月分と計算します。

この額面から税金をすべて差し引いて、手元に残るお金が、手取りです。企業から支給されるボーナス金額よりも、実際に銀行に振り込まれる金額が少ないので、損をした気がする方もいるかもしれません。

契約社員のボーナス事情

契約社員のボーナス事情も気になるところですよね。それでは、契約社員のボーナス事情を見てみましょう。

ボーナスの相場は?

契約社員のボーナスの相場は、平均26.6万。東京都産業労働局による「契約社員に関する実態調査(平成28年3月)」によると「20万以上40万円未満」が34.3%と最も多く、次いで「1万以上10万未満」が20.4%、「10万以上20万未満」が17.1%となっています。

契約社員と正社員のボーナス比較

「平成30年賃金構造基本統計調査(厚生労働省)」では、「正社員・正職員以外」のボーナスの平均は21万5900円、一方、正社員・正職員のボーナスの平均は106万2500円となっています。契約社員と正社員のボーナスに差があるのは、一目瞭然ですね。

正社員よりも契約社員のボーナスが少ないのは、契約社員の給料の決め方が関係しています。契約社員の給料は月給制や時給制ですが、この給料にはボーナスや手当なども含まれています。だから、契約社員の月給や時給は高めになるのですね。ときに、正社員よりも契約社員の方が月給が多いこともあります。一方、正社員の給料にはボーナスが含まれていないので、その分ボーナスが高めになるのです。

契約社員のボーナスは企業次第

契約社員のボーナスは、基本的に義務付けられていません。会社の業績やノルマが達成できたかどうかによって、ボーナスの支給額が決められることが多いです。契約社員だからといってボーナスがないわけではなく、ボーナスが支給されるケースもあるのですが、あくまで企業次第ということです。

同一労働同一賃金による影響

2018年に働き方改革関連法が成立し、2020年より同一労働同一賃金制度が導入されましたが、この制度によってどんな影響が考えられるのでしょうか?

まず、同一労働同一賃金とは「雇用形態関係問わず、職務内容が同一であれば、労働者に対して同じ賃金を支払わなければならない」というものです。「賃金」には、給料や手当だけではなく、ボーナスも含まれています。

就業規則に「非正規雇用労働者にボーナスを支給しない」という旨の記載がある場合、同一労働同一賃金に違反する可能性があります。企業は、就業規則の根本的な見直しに迫られることになるでしょう。今後、同一労働同一賃金がさらに広まっていくと、契約社員も退職金をもらえるようになるかもしれません。

ボーナスに関して確認しておくべきポイント

「ボーナスをもらえると思っていたのにもらえなかった」という事態を避けるためにも、確認しておきたいポイントが2つあります。それは雇用契約内容の確認と、入社後半年でもボーナスをもらえるのかということです。

雇用契約内容を確認

ボーナスの有無や金額に振り回されずに、雇用契約の内容をしっかりと確認しておきたいものです。雇用契約のときに、「賞与の支給」が記載されているかどうかを確認してください。記載されているのにボーナスが支給されない場合は、ボーナスを請求することができます。

入社後半年でもボーナスもらえる?

入社してから半年でもボーナスはもらえるのか、気になるところですよね。正社員の場合、在職1年以上でボーナス満額支給が一般的です。入社後半年ではボーナス満額支給は難しいどころか、支給されないこともあるかもしれません。

しかし、近年雇用体制が見直されているので、雇用契約にボーナスの規定がある場合は、契約社員でも入社後半年で若干のボーナスがもらえるチャンスがあります。

契約社員がボーナスや収入をアップさせる方法

契約社員は正社員よりも給料やボーナスは少なめですが、だからといってボーナスや収入アップを諦める必要はありません。仕事に見合う収入がほしいと思うことは、ごく自然なことといえるでしょう。

仮に、今勤めている会社でボーナスをアップさせることが難しくても、収入をアップさせることは可能です。それでは、収入をアップさせる方法にはどんなものがあるのかご紹介します。

正社員を目指す

まずは、正社員を目指す方法です。正社員登用制度がある会社ならば、条件を満たせば面接などの試験を通過したら正社員に登用される可能性があります。正社員登用制度はあっても実績がないこともあるので、一度担当者に確認してみたり雇用契約書を確認してみたりするとよいでしょう。

ただし、正社員になると、転職や異動を命じられることもあるので、プライベートとの両立やライフプランをしっかりと考えておく必要があります。

仕事で成果を出す

2つめは、これは誰もが心がけたいことではありますが、仕事で成果を出すことです。給料アップの交渉をする場合、仕事でしっかりと成果を出すことも必要です。具体的には、パソコンの基本スキルや英語スキル、仕事に必要な特定のスキルなどを身に付けることをおすすめします。

また、仕事をスムーズに行うためには、コミュニケーションスキルも欠かせません。正社員・契約社員問わず様々な人と円滑なコミュニケーションを行うよう、心がけましょう。
さらに業績が良ければ、ボーナスアップも夢ではありません。SE(システムエンジニア)や営業などの業種は、業績次第でボーナスがアップすることもあります。

上司と交渉する

3つめは、上司や人事担当者への直接交渉です。契約期間の途中で給料を上げることは難しいので、交渉するなら契約を更新するタイミングがおすすめ。

しかし、上司にボーナスアップを交渉する方法はハードルが高いともいえるでしょう。なぜかというと、契約社員を採用する理由の1つが、人件費を抑えることだからです。さらに、上司と交渉する場合は、企業の評価が高いことが必須条件です。評価が低いのに上司と交渉したら契約更新が打ち切られることも考えられるので、慎重に行動してください。

副業

4つめは、副業です。正社員は副業が禁止されているケースも多いですが、契約社員の場合は副業が認められているケースが多いです。副業には、WEBライターやデータ入力、アフィリエイトやプログラミングなどがあります。

契約社員で副業を考えている場合、副業を始める前に雇用契約の内容を確認することをおすすめします。企業によっては、副業の種類や届けを義務付けていることもあるからです。

転職する

5つめは、転職して正社員を目指す方法です。今契約社員として働いている会社が、ボーナスがほとんど出ないまたは少ない場合は、転職を検討するのもいいかもしれません。転職先は、ボーナスや通勤手当など契約条件のいい会社を選ぶことをおすすめします。

人材派遣事業を手掛ける弊社にも、派遣社員として働きながら正社員を目指す人が多数います。月給制で安定している上、ボーナスや退職金制度、資格取得制度などもあるので、キャリアアップに最適の環境といえるでしょう。

転職活動は、主に2つの方法があります。1つめは、契約社員として働きながら転職活動をする方法で、収入を得ながら転職活動ができるのが魅力です。ただし、仕事と両立しながらの転職活動なので、転職活動期間が長引いてしまうこともあるかもしれません。

2つめは、契約期間の期間を満了してから転職活動する方法です。転職活動に集中できるのが魅力ですが、収入がない状態での転職活動なので精神的な負担を感じる人も少なくありません。

そこでおすすめしたいのが、転職エージェントの活用です。転職エージェントとは、キャリアアドバイザーが企業と求職者の間に立ち、希望や条件にマッチする求人を紹介し転職活動をサポートするサービスです。契約社員として働きながらの転職活動でも、転職エージェントを活用することで、時間面でも労力の面でも負担が軽減されるでしょう。

転職活動をスムーズに行うためにも、正社員になりたい理由・自己PR・志望動機・キャリアプランなどを伝えられるようにしっかりと準備しておくことが重要です。

収入アップできるかは自分次第!まずはキャリアアップを目指そう

契約社員は正社員よりも収入が少ないことが多いですが、ボーナスや収入をアップさせる方法はいくつもあります。現在のボーナス金額に満足していない方は、社内で正社員を目指したり転職を考えたりと自分にとってベストな方法を考えてみましょう。仕事に必要なスキルを身に付けて、成果を出すことも忘れずに。企業から高い評価をしてもらうことが、キャリアアップにつながります。契約社員でも、諦めずにボーナスや収入アップを目指してみましょう。


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