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【徹底解説】派遣の正社員がやめとけと言われる理由は〇〇だからです

正社員

近年は、さまざまな雇用形態があるため、自分の都合に合わせて働きやすくなってきました。

「私は安定して働きたいから正社員として働きたい」
「自分時間を大切にしたいから派遣社員として働く」
「家事や育児の間にだけ働きたいからパートやアルバイトをする」
このように、働き方は人それぞれです。

しかし、「正社員は正社員でも、派遣の正社員だけはやめとけ」という話を聞いたことがありませんか?
なぜ、派遣の正社員はやめとけと言われているのでしょうか。

今回は、派遣の正社員がやめとけと言われている理由を徹底解説いたします。

派遣の正社員はやめとけと言われる理由

そもそも、派遣の正社員と呼ばれる雇用形態には2つの種類があります。
この2つは混同してしまいがちなので、一度ここでは簡単に2つの派遣の正社員について整理したうえで、やめとけと言われる理由をみていきましょう。

①社内勤務型
→“派遣会社で”働くタイプ

一方こちらは派遣会社内で、営業やお仕事紹介などをする正社員です。
派遣先企業での勤務はありません。

②派遣先勤務型
→“派遣先企業で”働くタイプ
こちらは派遣会社から派遣されて、派遣先企業で働く正社員です。
そのため、勤務先は派遣先企業となるので、派遣会社内で働くことはありません。
システムエンジニアなど、専門的知識を要する仕事に多い働き方で、常用型派遣とも呼ばれています。

ちなみに常用型派遣とは、派遣会社の正社員として無期雇用契約をおこない、派遣先企業での契約期間満了後も派遣会社との雇用契約が継続するというものです。

このように、派遣の正社員には種類が2つあり、そしてまさに「派遣の正社員はやめとけ」と言われがちなのは、このうちの1つである社内勤務型の方です。

では、実際にやめとけと言われる理由をみていきましょう。

雇用が不安定

これは、派遣先勤務型に当てはまります。
そして、雇用が不安定な理由は、ある日突然契約を切られることになる可能性があるからです。

「え?正社員なのに契約を切られるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
この“派遣先企業で”働くタイプは、派遣先企業の正社員ではなく、派遣会社の無期雇用社員なので、派遣先企業からみればあくまで派遣社員です。

そのため、派遣先企業から契約を切るということは十分に起こりえます。
派遣会社とは無期雇用なので、いきなり職を失うということはありませんが、雇用が安定しているとはいいがたいでしょう。

職場が変わって面倒

こちらも、派遣先勤務型に当てはまります。

先ほどお伝えしたように、この派遣先勤務型は、派遣先企業の正社員ではなく、派遣会社の無期雇用社員なので、派遣先企業からみればあくまで派遣社員です。

したがって、派遣先企業からなんらかの理由で契約を切られてしまえば、当然職場もまた変わることになります。
せっかく派遣先企業との人間関係や雰囲気に慣れても、また新たに人間関係を構築したりしなければならないのは面倒でしょう。

世間体が悪い

こちらは、社内勤務型と派遣先勤務型どちらにも当てはまります。

そもそも“派遣”という働き方に良いイメージがない方が少なからずいらっしゃいます。
なぜなら、この“派遣”という働き方をよく理解してない方々が、悪意あるメディアの情報や噂によって勝手な印象を持っているからです。
ですから、“派遣”であることで世間体が悪いということはまず決してありません。

したがって、この“世間体が悪い”というのはごくごく一部の方の考え方によるものだといえます。
社内勤務型も、派遣先勤務型も正社員として働いていることに変わりはありませんから、胸を張ってくださいね。

派遣の正社員と正社員の違いは何か

派遣の正社員はやめとけと言われますが、社内勤務型と派遣先勤務型、そして一般的な正社員とはどのような違いがあるのかみてみましょう。

なお、社内勤務型と、派遣先勤務型はどちらも“派遣の正社員”ということには変わりありません。
そのため、この章ではどちらも“派遣の正社員”として記載していきます。

①雇用主

派遣の正社員と、正社員との1番の大きな違いは雇用主です。
派遣の正社員は、どちらのタイプも雇用主は派遣会社であるのに対して、正社員は勤め先が雇用主となります。

②契約期間

派遣の正社員と、一般的な正社員とでは契約期間においても違いがあります。
派遣の正社員は、派遣会社とは無期雇用です。
しかし、派遣先の企業とは契約期間が定められています。
そして、この契約期間が満了すれば契約更新ないしは契約満了となるのが一般的です。

それに対して、一般的な正社員は契約社員ではない限り契約期間がありません。

③福利厚生

その他、派遣の正社員と一般的な正社員には福利厚生にも違いがあります。

そもそも、福利厚生には2つ種類があります。
1つ目の福利厚生は、健康保険や厚生年金、労災などの法律によって規定された“法定福利厚生”です。

そして2つ目は、家賃補助や健康診断補助、交通費補助などで、企業側が決められる“法定外福利厚生”です。
この法定外福利厚生は法的には定められていないものなので、企業によって内容が大きく異なります。

法定福利厚生は法的に規定されているため、派遣の正社員であっても一般的な正社員でも変わりはありません。
しかし、法定外福利厚生は、会社ごとに設けているものなので、派遣会社の方が良いこともあれば、派遣先企業の方が良いこともあります。

したがって、“福利厚生は一般的な正社員の方が良い“ということはありません。企業次第といったところでしょう。

また、「派遣先企業の方が、福利厚生が手厚いからそちらを受けたいな」と思っても、派遣の正社員の場合は雇用主が派遣会社なので、派遣先企業の福利厚生を受けることはできませんので注意が必要です。

派遣の正社員メリット・デメリット

「派遣の正社員はやめとけ」と言われがちですが、派遣の正社員にもメリットはあります。

メリット

▼社内勤務型
・派遣会社特有のノウハウが身につく
派遣会社で働くことで得られるメリットの1つは、派遣会社特有の人材派遣業についてのノウハウやスキルが身につくことです。

実際に派遣会社で働くことで、“派遣会社と派遣先企業の関係性”や、“どういった仕組みで労働者を集客・派遣するのか“、”人材派遣によって発生する賃金の仕組み“などがわかるようになります。

ノウハウが身につくことで、人材をうまく扱えるようになったり、企業との円滑な関係性を築くスキルが上達したりしていくでしょう。

・やりがいを感じる
派遣会社で働いていると、派遣スタッフに仕事を紹介したり、時には派遣先企業と話をしたりと、とにかく人と接する機会が多いです。

そのため、「あの方に紹介した職場、楽しく仕事できているみたいだな」「派遣先企業が希望していた経歴のスタッフが見つかったな」など、多くのやりがいを感じる機会が多いでしょう。

▼派遣先勤務型
・雇用が比較的安定している
なんといっても、この派遣先勤務型は、雇用が比較的安定しているのが1番のメリットでしょう。

派遣先企業との雇用契約期間が満了して、次の派遣先企業との契約が決まっていなくても給与の心配はいりません。
なぜなら、派遣会社と無期雇用の契約をしているため、極端な話、次の派遣先企業が決まるまで仕事がなくても給与が支払われ続けるので、安心して働くことができます。

・ボーナスがもらえる
派遣会社の正社員として働いているので、一般的な正社員と同じでボーナスがしっかりもらえます。
こちらは派遣先勤務型だけでなく、社内勤務型も同様ボーナスがもらえますよ。

ただし、派遣会社によってはボーナスの支給がない会社もあるようなので、ボーナスの有無がわからない場合は派遣会社に確認してくださいね。

デメリット

▼社内勤務型
・プライベートの時間が削られやすい
勤め先の派遣会社に、派遣先企業に、派遣スタッフに…と、自分だけじゃなくさまざまな相手とのスケジュール調整が必要です。
そのため、きちんと自分自身がスケジュールを管理していても予定通りにいかないことが多く、残業になってしまったり、休日の予定を変更したりすることも。
このようなことから、派遣会社で働くタイプはプライベートの時間が削られやすい傾向にあります。

・気疲れする
派遣スタッフや派遣会社の同僚、派遣先企業の担当の方など、たくさんの人との関わりがある仕事のため気疲れすることも。
いくら人と関わることが苦にならないタイプでも、複数の約束が重なりたくさんの人と話をすると気疲れするものです。

そのため、そもそも人とそんなに関わりたくないと思う方にとってはデメリットとなるでしょう。

▼派遣先勤務型
・派遣先企業を自分で選べない
もちろん過去のスキルや経歴をもとに派遣先企業を紹介してもらえますが、「あの企業で働きたい」など自分の働きたい企業で働くということはできません。
もしも、働きたい企業がある場合は、自分で決めることができないのがデメリットといえるでしょう。

・勤め先にイマイチなじめない
同じ企業に勤めていて、同じ仕事をしていても、勤め先の正社員と派遣された正社員とでは立場が違います。
そのため、勤め先にはイマイチなじみにくい傾向にあるようです。

コミュニケーションをとることをそこまで求めていない方にとってはデメリットにならないですが、もしも派遣先企業でも仲良くなれる人がいてほしいと思うタイプならばデメリットとなるでしょう。

結局、派遣の正社員はやめておいたほうが良いのか

ここまで、派遣の正社員についてさまざまな情報をお伝えいたしました。
結論として、「派遣の正社員はやめとけ」と言われたら、やめておいたほうが良いのかどうかハッキリさせましょう。

結論

結論は、「人と接するのが苦手なら、社内勤務型ならやめとけ」で、「専門知識や経験をもっているなら、派遣先勤務型ならやってみては」です。
ではなぜ、人と接するのが苦手なら社内勤務型はやめておいたほうが良いのでしょうか。

それは、信頼関係を保ちつつ、適切なコミュニケーションを取り続けるスキルが常に求められるからです。
派遣先企業や派遣スタッフ、派遣会社の社員など、さまざまな人との関わりが避けて通れません。
そのため、「あまり人と話すのは得意じゃない」「人とのコミュニケーションが苦手」といった方は、社内勤務型である派遣の正社員はやめておいた方が良いです。

とはいえ、決して社内勤務型を否定しているわけではありません。
社内勤務型の正社員は、まさに縁の下の力持ち。
派遣スタッフや派遣先企業をつなぐ、なくてはならない存在だからです。

そして、裏を返せば、社内勤務型は「接客が好き」「人と話すのが好き」「悩み相談が得意」など、対人関係スキルが高い人にはオススメということになります。

また、システムエンジニアなどの専門的知識や経験をお持ちなら、派遣先勤務型の派遣正社員として働くという選択肢もアリでしょう。
別の章でもお伝えしましたが、派遣先企業との雇用契約が満了して、次の派遣先企業が決まるまで仕事がなくても給与が支払われ続けるので、安心して働くことができるからです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
そもそも、やめとけと言われがちな派遣の正社員には、派遣会社の正社員として働く社内勤務型と、派遣先企業で働く派遣先勤務型の2つのタイプがあります。

それぞれのタイプの特徴としては、社内勤務型は、人材派遣会社特有のノウハウが身につくものの、スケジュール調整が大変で、プライベートな時間が削られやすく、派遣先勤務型は雇用が比較的安定しているものの、なんとなく派遣先企業になじみづらいため気疲れしやすいという点です。

そして、本題である「やめとけと言われがちな派遣の正社員」は、このうちの1つである「社内勤務型」の方です。

なぜなら、社内勤務型の派遣会社の正社員は派遣先企業や派遣スタッフ、派遣会社の社員などと常に適切なコミュニケーションを保ち続けなければならないからです。
そのため、人と関わることが苦手な人は、派遣の正社員はやめておいた方が良いと言えます。

また、システムエンジニアなどの専門的知識や経験を持っている方は、派遣先勤務型の派遣正社員として働くという選択肢もアリと言えそうです。

社内勤務型である派遣の正社員も、派遣先勤務型である派遣の正社員も、どちらもボーナスの支給や福利厚生などもきちんとあります。
なので、ほとんど一般的な正社員と変わらない待遇で働けますから、「やめとけ」と言われがちな社内勤務型の派遣の正社員であっても、人とのコミュニケーションが得意な方なら働いてみてはいかがでしょうか。

それぞれ、皆様にあったベストな働き方が見つかることを願っています。


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