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シフト制の正社員ってどうなの?
「きつい」の噂や休みの取りやすさの実態
正社員の仕事を探している人の中には、通常勤務では平日に休みにくく、銀行や役所に行けない、土日が仕事の友人と出かけにくいなど、土日以外にもプライベートの時間が欲しい場合もありますよね。そういう場合、シフト制の正社員という選択肢があります。
ただし、シフト制の正社員は「きつい」という声が聞かれるのも事実です。今回の記事ではシフト制とはどういうものかを紐解き、シフト制のメリットやデメリット、きついと言われる部分について解説します。ぜひ、職探しの参考にしてください。
もくじ
そもそもシフト制とは?
シフト制とは、勤務が固定的ではなく、必要に応じて時間帯や曜日が変動する勤務形態です。工場や病院、コンビニなどの中で24時間稼働する職場に適用されます。どの時間帯や曜日にも、従業員に空きがないようにシフトが組まれるものです。
シフトの基準は勤務時間と勤務日の2種類
シフト制は大別して2種類あります。勤務日によるシフトと勤務時間によるシフトです。
前者は、従業員の稼働を曜日によって決める勤務形態で、後者は24時間を2分割や3分割してシフトを割り当てます。中には、それらの複合型のケースもあるでしょう。
シフト制にも定時がある
正社員の場合、シフト制でも定時は決まっています。シフト時間帯が雇用契約書に明記してあるはずです。シフトが3通りであれば、それぞれの出勤と退勤の時間が予め決まっているケースが多く見られます。
3つのシフト制
シフト制には、以下の3つのパターンが存在します。
・本来のシフト制
・固定型
・希望調整型
それぞれを見ていきましょう。
本来のシフト制
本来のシフト制は、勤務時間帯がその日によって異なる流動的な勤務体制で、決まったパターンがありません。毎月、あるいは毎週決めていくカタチです。
固定型
固定型は、勤務時間や曜日の組み合わせなどが固定される勤務体制です。例えば「月〜水曜は9時~17時・木〜金曜は11時~19時」など、週単位で固定するケースが多く見られます。
希望調整型
希望調整型は、勤務時間や勤務日数などを従業員自身が希望を申請し、マネジメントする立場の人が全体を調整してシフトを組む方式です。もちろん、申請すれば希望どおりにシフトが組めるとはかぎらないので「調整型」と呼ばれます。
シフト制正社員として働くメリットとデメリット
シフト制の正社員のメリットとデメリットを、それぞれ見ていきましょう。正社員としてシフト制の職場で働くことを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
シフト制正社員として働くメリット
シフト制の正社員としてのメリットは、ある程度自分の都合に合わせて働けることです。
プライベートで何かのスクールや習い事ほか、活動をしている人には、前もってどちらもこなせるように希望を出せます。通勤ラッシュを避けられる日があるのも、ある種のメリットでしょう。
平日にも休めるので、役所や病院、銀行などの土祝日にはできない用事もこなせます。旅行や遠出にあてても、交通機関も空いていて快適です。
シフト制正社員として働くデメリット
シフト制の正社員デメリットは、先々の予定が立てにくいことです。シフト制の職場では、シフトが次の月の直前に確定することも珍しくないでしょう。
希望を出した休みも、ほかの社員との兼ね合いでかなわないこともあり、なにかの予約を入れていても、キャンセルしなければならないこともあるかもしれません。
勤務時間帯が変化するシフトでは、体調管理に気をつけなければ生活リズムが崩れるリスクがあります。
シフト制を採用する代表的な業種
シフト制を採用する主な業種は、以下のとおりです。
接客業(販売・サービス)
飲食業(店舗)
製造業(工場・倉庫)
それぞれを見ていきましょう。
接客業(販売・サービス)
接客業(販売・サービス)は、主に小売店舗で働く仕事です。消費者の都合に合わせるため、営業時間が遅くまで設定されていたり、土日も営業していたりします。そのため、シフト制が一般的です。
アパレルやスーパーマーケット、百貨店などで働く社員は、複数のスタッフを早番や遅番などに振り分けてシフト制で対応します。
医療機関や介護施設で働く看護師や介護士も24時間体制でサポートするので、さまざまな事態を想定し、必要最低限のスタッフをシフト制にて確保するのが一般的です。
飲食業(店舗)
飲食業(店舗)もシフト制を採用する代表的な職場です。ファーストフード店やカフェ、レストランやカフェ、居酒屋、バー、ラウンジなど遅くまで営業することが多く、シフト制により遅番のスタッフが必要となります。
製造業(工場・倉庫)
製造業(工場・倉庫)は、昼夜を問わず業務を行う場合があるため、夜勤を含むシフトが組まれる場合が多いです。食品工場や自動車工場などの工場の夜勤は一般的ですが、物流倉庫も出荷準備としての梱包や仕分け、作業を夜勤で行う場合もあります。
シフト制正社員はきついのか?
シフト制正社員は、本当にきついのでしょうか?
身体面や健康面では、夜勤などが入る場合は、生活のリズムが乱れやすい面もあり、人によってはきついでしょう。
それ以外では長期的な予定が立てづらく、先々の旅行などを予約しにくいケースもあります。希望が通らないことが続くと、精神的にストレスが溜まる場合もあるでしょう。
また、平日が休めるのはよいとしても、土日に休みにくいことが辛い人もいるかもしれません。
シフト制正社員として働く注意点
シフト制正社員として働く際に重要なのは、あなたが望んでいるライフスタイルが実現できるかどうかです。毎週土日が休みになるわけではないため、家族との関係にどう折り合いをつけるかも大切でしょう。
また、早番と遅番の交代勤務は生活リズムを整える自己管理能力が求められます。雇用契約を結ぶまでに、勤務形態が本当に自分の求めている働き方かどうかを、慎重に検討しましょう。
その上でシフト制正社員として働くことが決まった場合の、具体的な注意点を挙げておきます。
体調管理
スケジュールや体調管理にくれぐれも気をつけて、シフト通りに出勤できるように心掛けましょう。通常の体制なら、ひとり欠けたくらいでは問題ありませんが、シフト制は違います。
遅刻や欠勤をしてしまうと、本来必要な人員構成に穴を開けてしまい、職場に迷惑をかけてしまうのです。
体調不良や急用でどうしても出勤できない場合、速やかに責任者に伝えましょう。責任者はヘルプ要員を探す必要があるため、連絡はいくら早くても早すぎることはありません。
やむを得ない遅刻の場合もおろそかにせず、連絡しましょう。あなたが到着するまでに手薄になるのは間違いないので、責任者に事前に伝えておくべきです。
希望休の早めの申告
一定期間ごとにシフトは新しく作成されます。早めにシフトの希望を出しましょう。責任者は全員分の希望が提出されていなければ、全体のスケジュールが立てにくくなります。
提出が遅いと評価も下がり、場合によってはシフトを強制的に組まれてしまう可能性も否めません。
給与計算の確認
給与が支給されたら、必ず労働時間と給与明細の内容が合致しているかを確認しましょう。シフト制は勤務時間が不安定で給与が変動しやすく、給与計算ミスが起こりえます。自分自身の責任において、突き合わせておきましょう。
子育てや家族への配慮
正社員である以上、いくらシフト制とは言え、家族が出来たので早番に固定して欲しいという希望は通りにくいでしょう。そのため、結婚する場合は、パートナーの理解がとても重要となります。
固定制とシフト制以外の働き方
固定制とシフト制だけが、勤務体制のすべてではありません。働き方改革が進む今日では、以下のような柔軟な働き方が社会に浸透しつつあります。
在宅ワーク・フレックスタイム制
流動的で自由度がある派遣社員
これらについても、少し触れておきましょう。
在宅ワーク・フレックスタイム制
在宅ワークやフレックスタイム制は、以前から徐々に企業に浸透していました。そして2020年に始まったパンデミックによって、加速度的に取り入れる企業が増えています。
子育てや親の介護、怪我や病気などの事情があっても、働く意志があれば在宅ワークやフレックスタイム制で仕事に参加できる時代です。
流動的で自由度がある派遣社員
派遣社員という職種は、基本的に本人の希望する勤務時間帯や勤務先のエリアを尊重して仕事を紹介してもらえます。もちろん、仕事内容自体も経験やスキルがあるものを希望として伝えておくことで、自分の強みを活かせるでしょう。
そのように流動的な働き方が派遣社員です。私たちEスタッフでは、さらに「月給制」と「ボーナス制」で、経済的な安定と仕事にやりがいを感じられるように取り組んでいます。
※ 従業員レビュー
まとめ
シフト制の正社員についてご紹介しましたが、いくつかの形態があるので職探しの折にはシフトの内容をよく認識して応募しましょう。
また、シフト制や固定型以外の働き方もたくさんあるので自分自身や家族の状況、将来のプランなどをよく考え合わせて、最適な仕事を選んでください。